プロフェッショナル 仕事の流儀〈1〉リゾート再生請負人・小児心臓外科医・パティシエ
育て方も三者三様 |
リーダーとは、次のリーダーを育てることが一番重要な仕事になるはずです。
その点で、この本に出てくる3人は、三者三様です。
誰が一番正しいのか、というよりどの方法もO.Kです。
しかし、誰がついてくるのか? フォロワーがいなければリーダーにはなれないことを理解している人はこの中に1人しか見つかりませんでした。
番組では分からなかった深いところ |
この番組は、好きで(再放送を)見ているが、番組ではサラッと流された所や割愛された
所が、この本では書かれていて改めてそれぞれのプロフェッショナルの深いところが
楽しめました。
特に、恐らく番組中割愛されたであろう、茂木健一郎とゲストとの対話と茂木健一郎のコメントが
「ああ、なるほど」と思わせられました。
繰り返し読む本 |
こういう本の良いところは、
忘れたくない大事な言葉に、
何度でもすぐに出会えるところでしょう。
「経営」という入り口から入っても、
「専門」という入り口から入っても、
「職人」という入り口から入っても、
そういう分け方を越えて、
自分にとって大事な言葉に出会える良書だと思います。
シンプルでコンパクトな作りもうれしい。
私はテレビを持っていないので
実際の番組はわかりませんが、
そこで発せられたであろう言葉の力は
伝わってきました。
本ならば、繰り返し、繰り返し、文字を追って、
何度でもその力を身近に感じることが出来る。
そんな力ある言葉が詰まっています。
サイエンスと職人技 |
様々な分野のプロの仕事ぶりを伝えるテレビ番組の書籍版。さらっと聞き流してしまったことも活字で読めるのはうれしい。
番組で取り上げるプロ達はみな挫折を経験していて、そこから這い上がっている。ワンパターンではあるが、その過程や仕事の流儀は様々で、面白い。
1巻は、とことん任せることで現場の力を引き出すユニークなホテル経営者ほか2名の話を収録。パティシエに興味はなくても、意外な発見があるかも。仕事のヒントを求める社会人や、将来像を描けない学生にもお薦め。特に星野氏の話は、あらゆる業種のリーダー、トップ必読。