別冊NHK趣味の園芸 バラ大百科 ~選ぶ、育てる、咲かせる
おそらくベスト |
種類の多さでは、大百科の名に恥じない収録数です。よいのは、丈夫さがずばり書いてある点です。すべて育ててみてのことでしょうか?これまで苗の写真につられて買った高い品種が、実は弱くて鉢が精一杯とは、、目からウロコの百科です。強い品種を選ぶことが、これほど明確な指針で示されたため、かなりの暴露的なショッキングな内容となりました。NKH出版からは、「よくわかる12ヶ月」シリーズでも数値で強さが示されていましたが、代表的な品種しか載っていなかったため、店頭や通販での決め手には使えませんでした。ところが、この本は、マイナーな品種も載っているので、一目です。大苗2本の値段で、翌年の薬漬け?から救われるでしょう。
ロザリアン必携の書! |
「おすすめのバラ図鑑」の部分は当然の事ながら、全て写真入り(品種によっては花の大写しと全体写真の2枚有り…しかし何故か、何枚かはピンボケ写真もあります)です。
私が特に良いと思ったのは、全ての品種について、親が何と何を掛け合わせたのかが書かれている点です。これは他の図鑑にはなかなか無い部分で、とても興味深かったです。
又、「バラを育てる」「バラ栽培Q&A」のページも全てカラー写真入りで、じっくり時間を掛けて読む価値のある部分です。
これからバラを育てようと思う方、いえ、全てのロザリアン必携の書です。
まさにバラの百科事典 |
1100種ものバラの写真と解説を見ていると、時間の経つのを忘れてしまいます。
解説は簡潔で丁寧ですし、写真も美しい。バラ苗を購入する際の良い参考書になります。バラの育成方法などの解説も詳しく書かれています。バラ初心者の方にもお推めの一冊です。
結構出回っている品種でも、掲載されていないバラが何種類もあったのは残念ですが、全てを載せる訳にもいかなかったのでしょう。
冒頭に掲載された各地のローズガーデンは、私達バラ愛好家の憧れですね。バラの庭作りの参考になります。
まさにバラ大百科!! |
バラが好きで、何冊か本を持っていますが、相対的に見てとてもよくまとまっていると思います。最新の品種を含めた1100種のきれいなお写真と解説のバラ図鑑に加え植え付け・剪定・増やし方・手入れ他Q&A等、初心者が知りたいことがわかりやすく書いてあります。素敵なバラのお写真を眺めているだけでも幸せな気分になれる一冊です。
日本語で書かれた最高のバラ百科 |
妻に頼まれていて、予約していたのが届きました。
今まで、どちらかと言うと、イギリスの原書に当たっていましたが、正直、よく分からない点がるし、日本に適応できるか、疑問な点もありました。本書は、まずは、日本における栽培の観点でまとめてくれている点で、そして、日本語で書いてある点でいいですね。
バラの生い立ちから品種改良の話は興味深いし、今後の品種改良の方向性の予測も面白い。バラの栽培の小道具の紹介も充分だし、1100種の日本で栽培可能なバラの紹介、特性の区分も分かりやすい。
ただ、この編集の唯一納得できないのは、冒頭の何十坪ものバラのための全国のお宅の庭の紹介。これは、羨望ではあるが達成不能なものであって、日本の書物としては不用だったのではなかろうか?