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建築に夢をみた

建築に夢をみた 人気ランキング : 51378位
定価 : ¥ 966
販売元 : 日本放送出版協会
発売日 : 2002-04
発送可能時期 : 通常24時間以内に発送
価格 : ¥ 966
建築に魂をいれるには

建築家は、世相・社会といかに調和していくかを真剣に考えることが大切であることを教えてくれた。ハコづくりだけでは、だめなのだ。

安藤忠雄の思想・創造の源泉。お勧め

今、世界が最も注目する建築家、安藤忠雄の思想・創造の源泉は、若き日に旅したヨーロッパにある。本書では、ギリシャのアクロポリスからミース、コルビュジェなどの歴史的建築、都市、住まいの数々を引用しながら、熱く建築を語る。
2000年にNHKで放送された人間講座「建築に夢をみた」のテキストを再編集したもの。そのせいもあって、誰にでもわかる平易な語り口で、読みやすい。建築家はとかく小難しい理屈をこねる人が多く、建築が専門でない人には敷居が高いものだが、安藤はそのような態度はとらない。
常に、社会や人間との関わりを重視する建築家である安藤は、頼まれもしないプロジェクトを自ら立ち上げ、世に問う。WTC跡地の計画などはその最もよい実例。この実現しなかった計画は多くの人の共感を呼んだ。
そのエネルギッシュな風貌、言動からは想像できない、謙虚で真摯な人間性が安藤の魅力を創り出している。
経済の逼塞状況や社会不安など、建築をめぐる状況はかつてなく難しい。このような時代だからこそ、安藤の語る夢は一筋の光明に見える。

建築入門書であり、安藤忠雄入門書でもある

これから建築の道を志す人にとって、良い入門書だと思う。
世界で活躍する筆者のこれまでの仕事、旅の経験から生まれた言葉の一つ一つから、建築に対する果てない熱意と夢が伝わってくる。
各章は近代建築、都市論、庭園まで幅広くテーマを扱っており、あえて一つのテーマを掘り下げてはいない
むしろこの本をきっかけにして自分が学びたいテーマを見つけることができれば良いのではないだろうか。
「建築の世界は広い」ということがわかるだけでも、一読する価値のある本だと思う。
安藤忠雄の建築、生き方に憧れて、私もヨーロッパへ建築を巡る旅に出たが、バックパックの中に入れて毎日ボロボロになるまで読んだ。

建築だけではない

建築関係の本をはじめて読んだのですが、読んでいるうちに出てくる建築物を見たくてたまらなくなり、安藤さんが設計された上野の国際子ども図書館を見学に行ってしまった。実際に行って感じてみることが大事だということがよくわかりました。建築の本ですが、著者のビジョンが建築にとどまっていないことにとても感銘を受けた。現在の日本の都市を痛烈に批判したり、不便さの豊かさ、つくりながら考えること、などいろいろと勉強になりました。日本初のリバーサイドパークであったという隅田公園にも行ってみようかと思います。

素人には最適な入門書だが

私自身は建築に関しては、せいぜいカーサ・ブルータスの一読者の範囲を出ない素人だが、その類の読者が近代建築を体系的に理解する入門書としては十分な内容だと思う。本書をとっかかりにして、もっと深い内容の本を読んだり、実物の建築を鑑賞したり体験していけば、世界が広がると思われる。
ただ日本人の民度の低さみたいなのを主張したり、建築は格闘だとかコラボレーションの要素が他のものよりも強いと主張するのはいかがなものか。確かに民度が低いかもしれないけど、民度を高めるための提言も欲しいし、どうも「格闘」って言葉には個人的な趣味だが、抵抗がある。それに加えて、人間の仕事はすべてがコラボレーション。建築が特別だってことはないでしょう。
確かに戦闘的な姿勢でコンペに立ち?!??かっている姿勢はエラいと思うけど、何かちょっと感覚的に「ちと違う」ところも散見された。

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