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NHKにようこそ! (5)

NHKにようこそ! (5) 人気ランキング : 1562位
定価 : ¥ 588
販売元 : 角川書店
発売日 : 2006-06-23
発送可能時期 : 通常24時間以内に発送
価格 : ¥ 588
混乱しまくり

原作とは強烈に違う方向を向いて突っ走っている今作であるが、原作者である滝本氏も充分それを承知しているようで、作者自身も主人公や登場人物と同様に、ひどく迷走しているのが内容から伺える。
であるが、かなり「ライブ」なこの感覚は、「NHKにようこそ」の中の本質の一つである「痛さ」をより強調していて、この5巻ではそれが画として定着してるのが、読んでいて分かる。
登場人物の状況はほぼ見えた状態にすることは作者にとっても、もうやけっぱちに等しいのかもしれないが、広げまくった風呂敷と、包むべき豆粒は、作者を混乱状態に陥れ、より昇華された作品になった6巻を作り上げるだろう。期待したい。この5巻が面白いからそう言える。

少し進展…というか飛びすぎかも…

1?4巻まで同じようなノリで進んでいましたが、この5巻では事態が急変。なんと佐藤君はドラッグ中毒になってしまっていたのです。そんなこんなで今回は自宅療養のため「帰省編」です。

自宅に戻っても佐藤君ワールド全開な!?引きこもり生活が繰り広げられています。しかし、彼はそこで大切なものに気づきます。気の置けない後輩の山崎君、あこがれの柏先輩、そしていつも自分のことを思ってくれていた岬ちゃんのことを。東京にいるときには気づかなかった仲間の大切に気づいた彼は今度こそ東京で頑張ろうと決心します。

ドラッグやハイパー・セルフ・プレジャー(笑)と今回も過激な、でもちょっぴり切ないそんな内容になっています。

ひきこもりにとらわれずに

ひきこもりというテーマにも縛られずに、
伸び伸び描いていた方がむしろ良かった気もする。
むしろ、ひきこもり漫画なんだと思って読むと駄作になってくる。
出版社もひきこもり漫画として売りに出すから、読み手に中途半端なイメージを与えるわけで。

ネガティヴシーンの羅列漫画だと、そういう経験をした人にしか伝わるものも伝わらない。
万人に伝わる漫画を描けとは言わないけど、間口の狭いイメージの流れになっている。
分からない人にはただのネガティヴ系ギャグ漫画になってしまう恐れもあり。

おもしろくなくなった。

単純におもしろくないです。
ぼくは小説も読んだのですが、作品として別物というのは別に構わないです。

ただ、原作を踏んでいた1?4巻はナイーブでセンチメンタルな物になっていておもしろい、というか自分だったら、って考えさせられる物になっていましたが
この5巻は終わりを先延ばしにするためだとしか思えないような、まるで原作を馬鹿にしたような作品になっています。
どこが馬鹿にしているかというと、それは主人公がムカつくところです。
どんなにダメ人間でも、考え方とか精神的な部分の潔癖な所に共感を覚えたのですが
原作の手を離れたこの巻からは単なる?最低な人間になっていて、とても共感なんかできません。

ある意味で終わりが気になりますが、今のままでは原作と違って、到底感動できそうにはありません。
しかし、どんな形にせよ楽しみなので、ほんとなら☆1つのところ☆2つにします。

nhkにようこそ 進展?

引きこもりが極まりすぎて死のうとした佐藤を待ち受けていた
岬のウソ発言が尾を引く感じではじまった第五巻。
ドラックがオーバーなドーズで決まった佐藤は病院へ行くことになる。
チリジリばらばらになったみんなに訪れる様々な出来事。
学校へ行くようになった岬。
実家へ帰ることになった山崎の元へ枕営業をしてしまった彼女が来る。
柏先輩は新婚生活の危機。
様々な人生の受難の中生まれ育った地で佐藤は以前の生活が不満ではあったが
良い物であったという事を思い知る事になる。
な巻なんですけども、
急展開ではないけども積めこまれてる巻だった。
佐藤がクスリをやり過ぎておかしくなる辺りの自問自答はなんとも言えない。
最後に出てくる岬は薬による幻覚なのかわからないが
佐藤は無事?もとの生活に戻れるのか気になるところ。
個人的には山崎のその後が気になるが…

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